【露出の3要素】シャッタースピードを操ろう!

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基礎知識

「露出の3要素」のうち、今回はシャッタースピードです。「シャッター速度」とも言いますし「SS」と表すこともあります。

暗い場所で撮影しているとき、ブレた写真になって失敗したという経験はありませんか?それはシャッタースピードの設定に問題があったと考えられます。

シャッタースピードをコントロールすることによって、写真にどのような影響があるのか、またどのような写真を撮ることが可能になるのか紹介します。

そもそも「シャッタースピード」とは?

シャッタースピードとは、簡単に言えば、シャッターを開けて閉めるまで時間のことです。この一瞬の間にレンズから入った光を受光するのです。例えば、シャッタースピードが「1秒」であれば、その間レンズから入った光をセンサーサイズが記録しているということになります。

カメラにもよりますが、1/8000秒~30秒くらいの調整幅がありますね。

シャッタースピードを音で体感してみよう

シャッタースピードを音で体感することもできます。シャッター優先モード【Tv】にして、シャッター速度を変えて試してみましょう。

例えば、1/4000秒のような速いシャッタースピードだと「カシャッ!」と短い音になるはずです。

反対に1/2秒のような遅いシャッタースピードだと「カッ・・・シャ」と長い音になるはずです。

もっと遅くして、30秒だと「カッ・・・(30秒)・・・シャ」となります。

シャッタースピードと露出の関係

「露出」のコントロールは、すなわち「光の量」をコントロールすることです。よくこの「光の量」を「水道の水」で例えられます。

同じ勢いで出る水道の水を容器に貯める場合、1秒間に貯めるときと30秒間貯める時では、どちらが水を多く貯めることができますか?答えは簡単ですね。当然30秒間貯める時です。

露出も同じで、シャッターを開けている時間が長い(つまりシャッタースピードが遅い)ほど、光を多く取り込むことができるので、写真が明るくなります。逆にシャッターを開けている時間が短い(シャッタースピードが速い)ほど、光を少なく取り込むので、写真が暗くなります

試しに、絞り(F値)とISO感度は変えず、シャッタースピードだけを変えて撮り比べてみました。

F5.6 SS 1/30 ISO200
F5.6 SS 1/2 ISO200
F5.6 SS 1/8 ISO200

シャッタースピードが速い1/30秒だと、光を取り込む時間が短いので暗く写っています。

反対に、シャッタースピードが遅い1/2秒だと、光を取り込む時間が長いので明るくうつっていますね。

シャッタースピードを変えて撮り比べ

シャッタースピードを変えたらどのように写るのか、滝の流れ落ちる水を例に見てみましょう。

1/4000秒という速いシャッタースピードから始まり、最後は1/2という遅いシャッタースピードになっています。滝の水がどのように写っているか注目してください。ただし、露出を合わせるために絞り(F値)とISO感度で調整しています。

SS 1/4000
SS 1/250
SS 1/15
SS 1/2000
SS 1/125
SS 1/8
SS 1/1000
SS 1/60
SS 1/4
SS 1/500
SS 1/30
SS 1/2

速いシャッタースピードだと、水の粒が細かく写っていますが、シャッタスピードが遅くなるにつれて、粒がくずれて滑らかな水の流れになっています。シャッターが開いている間に水の粒が落下する距離が長くなるので、点ではなく線になって写ったわけです。

シャッタースピードを使った表現方法

時間を止める表現

シャッタースピードを速くすると、一瞬を切り取った表現ができます。

スポーツやペット、子どもなど動きの速い被写体をぶらさずに撮りたい場合はシャッタースピードを上げて撮影します。

流れのある表現

シャッタースピードを遅くすると、あえて被写体をブラした表現ができます。

  • 滝や川などの流れを滑らかに表現
  • 光の軌跡を残した表現
  • スピード感のある流し撮り
シャッタースピード1/2秒で流れを表現
流し撮りてスピード感を表現
花火の軌跡を1枚の写真にする

花火や流し撮りは初心者には少し難しいかもしれませんが、とにかく何度もチャレンジしてコツをつかむ必要があります。流し撮りは私もほとんどチャレンジしたことがないので、練習が必要ですね。

星空・天の川の撮影

シャッタースピードをもっと20秒~30秒程度にすると、弱い光の星空や天の川も撮影することができます。もちろん三脚が必須です。

シャッタースピード30秒
シャッタースピード30秒

まとめ

冒頭で話した、暗い場所でのブレた写真になってしまう原因は、カメラが「暗い場所だから、シャッタースピードを遅くして適度な明るさにしよう!」とした結果なんですね。カメラに悪気はないんです。良かれと思ってシャッタースピードを遅くした結果ブレてしまった、ということなんですね。

オートモードは便利ですが万能ではありません。だからこそシャッタースピードの性質をしっかり理解して、失敗写真を減らしましょう。

さらにシャッタースピードをコントロールして、さまざまな写真表現に挑戦してみてください。

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