被写界深度って??ざっくりイラストと写真で解説

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基礎知識

写真の勉強をしていると良く出てくる被写界深度(ひしゃかいしんど)という言葉。聞きなれない言葉だし、なんか難しそう・・・って嫌煙していませんか?

でもイメージさえ掴んでしまえば、そんなに難しいことはないと思います。被写界深度をざっくりでも理解できれば、写真がもっと楽しくなりますよ!

被写界深度の意味

被写界深度とは、焦点(ピント)が合っているように見える範囲のこと。

ここで、”合っているように”というのには理由があります。写真において、ピントが合っているといえる場所は撮像素子に対してある一定の平面(ピント面)でしかないのです。

しかし、厳密にピントが合っているその前後にも、ある程度ピントが合っているように見える範囲というものがあります。その範囲のことを「被写界深度」と言います。

被写界深度が分かると何がいいの?

基本的にはピントは被写体に合わせますよね。なぜかというと、撮影者は写真を見る人にその被写体を見てほしいので、そこにピントを合わせてはっきり見てもらいたいのです。

反対に、ピントの合っていない部分、ボケている部分については、はっきり見えないので自然と目がいかなくなります。

つまり被写界深度をコントロールすることで、写真を見る人に注目してほしい部分と注目してほしくない部分を明確にすることができるのです。

被写界深度をイラストと写真で解説

被写界深度は「被写界深度が浅い」「被写界深度が深い」と表現されます。

被写界深度が浅い場合

「被写界深度が浅い」とは、ピントが合っているように見える範囲が狭いことを意味しています。

ただ、イラストのように境目がはっきりしているわけではありません。

48mm(35mm換算) F1.4 1/250 ISO200

この写真は中央のギターにピントを合わせていますが、その前後に置かれたギターには全くピントが合っていません。

被写界深度が浅い写真だと、被写体(この写真では中央のギター)に自然に視線が向き、被写体の存在感を引き立てることができます。

被写体の存在感を引き立てる効果を使って、ポートレートによく使われたり、写したくないけどどうしても画面に入ってしまう背景を、あえてぼかす場合に有効です。

被写界深度の深い写真

「被写界深度が深い」とはピントの合っているように見える範囲が広いことを意味しています。

48mm(35mm換算) F16 1秒 ISO200

この写真も中央のギターにピントを合わせていますが、その前後に置かれたギターにもピントが合っているように見えます。

被写界深度の深い写真だと、ピントを合わせた被写体だけでなく、その前後もはっきり映るので視線が分散してしまいます。

その分、被写体の置かれている周りの様子がわかるので、状況説明がしやすくなります

集合写真では、前後に何列かある場合、前の人から後ろの人まで全員をはっきり写したいので、被写界深度を深くしたいですよね。

風景写真でも、近い風景から遠い風景まではっきり写したい場合が多いので、その場合も被写界深度を深くした方が良いでしょう。

被写界深度を深くして、手前から奥までピントの合っている状態を「パンフォーカス」と言います。

レンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)や携帯電話のカメラなどは基本的にパンフォーカスになるように設計されているようです。その方がピンボケを回避できるのでありがたいですね。

被写界深度を決めるのは何か

被写界深度を決めるものは主に3つあります。

  • 焦点距離
  • 絞り(F値)
  • センサーサイズ

焦点距離が短いほど被写界深度は深くなります。

絞り(F値)を絞る(F値が大きい)ほど被写界深度が深くなります。先ほど写真は、F値を変えることで、被写界深度を浅くしたり、深くしました。

センサーサイズは小さいほど被写界深度が深くなります。

これら3つをどのように調整するのかという具体的な方法については、別に記事にまとめたいと思います。

まとめ

被写界深度がどのようなものかイメージできたでしょうか。

難しく聞こえる言葉ですが、要はピントが合っているように見える範囲のことです。

被写界深度の深さによって写真の見え方が違ってくるので、自分の思うように扱って、表現の場はを広げてみてください。

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