フルサイズ換算?センサーサイズと焦点距離と画角の関係

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基礎知識

みなさんがお使いになっているカメラのセンサーサイズは何ですか?

私の持っているCanon EOS 80DはAPS-Cのセンサーサイズ、Canon Power Shot G7X MarkⅡは1型のセンサーサイズです。

実はセンサーサイズは、焦点距離と合わせて画角を決める要素となって、レンズ選びにも影響してくるので、ぜひ知っていてほしいことなんです。

写真を始めたばかりの初心者の方だと、もしかすると中にはセンサーサイズについてよく知らない方もいると思いますので、センサーサイズの基本的なことについては、別の記事にまとめてあるのでそちらを参考にしてください。

同じ焦点距離でも、センサーサイズが違うと画角も違う

同じ被写体を同じ場所から同じ焦点距離で撮る場合、センサーサイズによって画角にどのような影響が出るのか見てみましょう。

フルサイズのカメラで焦点距離24mmで撮る場合、左の風景をレンズを通して撮像素子には24mmの画角の映像が記録されます。

次にフルサイズより一回り小さいAPS-Cのカメラで焦点距離24mmで撮る場合、黄色の四角の内側の映像しか撮像素子には記録されません。

センサーサイズが小さくなると周辺部がカットされて画角が狭くなる

これは単純に、フルサイズの撮像素子では記録された周辺部が、APS-Cの撮像素子では一回り小さくなった分カットされてしまったということです。

もちろんセンサーサイズが小さくなるほど、周辺部のカットされる割合が大きくなるので、同じ焦点距離での写る範囲が狭くなってしまいます。

フルサイズ換算(35mm換算)

自分の使っているカメラと他の人が使っているカメラでセンサーサイズが違えば、焦点距離や画角の話でチグハグなことになってしまいます。

例えば、フルサイズのカメラを使っている人が「24mmで撮ったよ」と言っても、APS-Cのカメラを使っている人が同じように撮っても「あれ?24mmで撮ったのに、画角が狭くなってるよ?」となってしまうのです。

そこで、APS-Cやフォーサーズなどのセンサーサイズのカメラを使っている人でも、フルサイズの焦点距離に換算することで、共通の画角を認識することができるようになります。

「フルサイズ換算で〇〇mm相当」「35mm換算で〇〇mm相当」というように表現されます。

基準はフルサイズ

フルサイズ換算(35mm換算)は文字通り「フルサイズ(35mm)」を基準にしています。

なので、フルサイズのカメラの場合、焦点距離はそのままです。当たり前ですね。

「フルサイズで24mm」→「フルサイズ換算で24mm相当」です。当たり前すぎで、こんなこと言う人はいないと思います。

APS-Cは基本1.5倍(例外もあり)

APS-Cのカメラの場合、基本的には焦点距離を1.5倍にしたらOKです。

「APS-Cで24mm」→「フルサイズ換算で36mm相当」です。(24mm×1.5=36mm)

ただし、APS-Cのセンサーサイズはメーカーによって微妙に異なるため注意が必要です。

NikonやSONYの場合は基本の1.5倍でいいのですが、Canonの場合少しAPS-Cセンサーのサイズが小さいので1.6倍にする必要があります。

「CanonのAPS-Cで24mm」→「フルサイズ換算で38.4mm」です。(24mm×1.6=38.4mm)

端数まで厳密に考える必要はないと思いますが、NikonやSONYよりCanonの方が画角が狭くなっていることに注意が必要です。

フォーサーズは2倍

フォーサーズのカメラの場合、焦点距離を2倍にしたらOKです。

「フォーサーズで24mm」→「フルサイズ換算で48mm相当」です。(24mm×2=48mm)

フォーサーズの場合、アスペクト比(横と縦の比率)が違うことも注意した方が良いですね。フルサイズは3:2ですが、フォーサーズは4:3です。

1型は8/3倍(約2.7倍)

1型のカメラの場合、、焦点距離を8/3倍(約2.7倍)にします。

「1型で24mm」→「フルサイズ換算でで64mm相当」です。(24mm×8/3=64mm)

端数が出てくることがあるので、だいたいでOKです。

レンズ選びにも関係する

実はレンズ交換式のカメラのレンズには、フルサイズ用やAPS-C用、フォーサーズ用のレンズがあります。

Canonの標準ズームレンズと呼ばれるレンズで比較してみましょう。

レンズ焦点距離フルサイズ換算
フルサイズ用EF24-70mm F4L IS USM24mm~70mm24mm~70mm
APS-C用EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM18mm~55mm28.8mm~88mm

人が普段見えている視野はおよそフルサイズ換算で50mmに相当すると言われますが、フルサイズ用の標準ズームレンズはその前後の焦点距離をカバーする作りになっています。

それに対して、APS-C用のレンズは18mm~55mmと焦点距離だけ見れば広角よりになっています。もちろんこのレンズはAPS-Cのカメラに取り付ける前提ですから、これをフルサイズ換算にすると28.8mm~88となり、50mm前後の焦点距離をカバーできます。

手持ちのカメラのセンサーサイズを確認したうえでレンズを選ばないと、思ったような画角を得られないということにもなりかねません。

センサーサイズが小さいと望遠側で有利?

フルサイズに比べAPS-Cなどセンサーサイズの小さいカメラは焦点距離が長くなるので、広角側は不利になりますが、望遠側では有利に働きます。

例えば同じ200mmの焦点距離のレンズを使った場合、フルサイズでは当然200mmの画角で撮ることになりますが、APS-Cでは300mm、フォーサーズでは400mm、1型では約530mmまで寄って被写体を大きく撮影することができます。

つまり、手持ちのレンズの焦点距離がそこまで望遠でなくても、センサーサイズが小さいカメラを使えば、遠くのものをより大きく写すことが出来るということです。

鳥や飛行機、月など遠くにある被写体を大きく撮影する場合などは良いかもしれませんね。

まとめ

同じ焦点距離でも、センサーサイズが大きいと広い範囲を写せるし、逆に小さいと写る範囲は狭くなる。言い換えれば、センサーサイズが大きいと遠くのものを大きく写せないが、逆に小さいと遠くのものを大きく写せる、ということです。

手持ちの機材や撮る被写体によって、それぞれ最適な選択があると思いますので、一概にどのセンサーサイズが良いとはなかなか言いにくものです。

大きさの違うセンサーサイズであっても、フルサイズ換算という共通の基準を知っていれば認識がずれるということも防げます。

フルサイズ換算はちょっと分かりにくい部分かもしれませんが、何となくでも理解して楽しいカメラライフに活かしてください。

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